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Hakuba Valley

Hakuba Valley Safety Tips 安全上の注意事項

TOP安全上の注意事項

Hakuba Valleyのスキー場とバックカントリーを安全に楽しむために

世界に誇る Hakuba Valley のスキー場とバックカントリーを楽しんでいただくために、皆さまの安全に係る重要な情報をお知らせします。Hakuba Valley は高水準のサービスを提供するように努めていますが、安全対策には皆さま一人ひとりの注意深い行動が欠かせません。以下の重要事項をご確認の上、安全で楽しい冬の休日をお過ごしください。

スキー場の「境界」や「閉鎖区域」に注意してください

Hakuba Valley ではスキー場の「境界」のマーキングとしてポールの上部を「黄色と黒色」、「閉鎖区域」のポールの上部を「黄色」で統一しています。滑走者は標識やコースマップを確認することで、境界や閉鎖区域を把握し、許可されたコースのみを滑走する義務があります。判断に迷う場合は、スキーパトロール等、スキー場係員にお尋ねください。なお、スキー場内の標識、指示の尊守に関しては、全国のスキー場共通ルールである「スノースポーツ安全基準」で定められています。

スキー場の境界のマーキング
閉鎖区域のマーキング

コントロールされた
スピードでの滑走を

余裕を持ったスピードで滑走することは、事故防止に最も効果があります。何かあった際の回避や停止が可能な速度での滑走を心がけてください。また、コースの合流点、リフト乗り場や降り場などは「スローゾーン」に設定されています。十分に速度を落とすようにしてください。
コントロールされたスピードの重要性は、「スノースポーツ安全基準」や国際的な滑走者のルールである「10 FIS Rules」でも指摘されています。

周囲への配慮と
状況確認を忘れずに

衝突事故の多くは周囲の状況確認が十分でない時に発生しています。滑り出す時は周りの状況を確認し、停止する際はコースの端に止まるようにしてください。上方からあなたを視認できない斜度変化する場所の直下で停止や滞留をしないように。また、子どもやファミリーの滑走に気づきましたら、十分に滑走スピードを落とす配慮をお願いします。

スノーボードには
リーシュコードが必要です

リーシュコードはスノーボードを装着する際、誤ってボードを流してしまうあなたのミスから生じる重大事故を未然に防ぎます。もし、スノーボードを流し、下方にある施設や人を傷つけた場合、あなたは損害賠償請求の対象になります。また、スノーボードにまたがり、ソリのようにして滑走することは禁止されています。

ヘルメットの使用を
推奨しています

ヘルメットの使用により頭部の怪我を減らすことが証明されています。最新モデルは通気性があり、快適で軽量化されており、カスタマイズが可能なものもあります。ヘルメットは未成年や子ども、そしてテレイン・パークを楽しむ方へ、その使用が強く推奨されています。

新雪エリアは
仲間と滑走してください

深い雪で窒息死する事故が毎年のように発生しています。また、新雪を楽しめるツリーランエリアでは、樹木との衝突などに起因する複合的な事故もあります。アクシデントの発生を考え、複数人で滑走してください。また、レスキュー・ホイッスルの携帯は緊急時に役立ちます。

営業時間外のスキー場コースは
立入禁止です

営業時間外のゲレンデやコースは、圧雪や除雪の作業などを行っている場合もあり、とても危険です。また、指定場所以外でのキャンプ、幕営等も禁止されています。

スキー場規則の違反行為はリフト券が利用停止となり、退場となりえます

スキー場利用者はスキーパトロールあるいはリフト係員などに求められた場合、リフト券を提示する義務があります。
また、違反行為等が確認された場合、リフト券は直ちに使用停止措置となり、違反者は退場となりえます。

緊急時はスキー場係員へ、速やかに通報を

何かトラブルが発生しましたら、速やかにスキー場従業員やスキーパトロールに通報してください。
通報先はリフト券売場やスキー場ホームページ等で確認できます。

詳細の規則等はスキー場約款をご確認ください

スキー場利用者には、各スキー場が定めた約款が適用されます。約款には安全に関する事項だけではなく、あなたとスキー場の契約関係に関する事項も記載されています。約款は、各スキー場のリフト券売場や事務所、ホームページ上で確認することができます。

決められたゲートから外に出てください

エイブル白馬五竜、八方尾根、栂池高原、白馬乗鞍、白馬コルチナの各スキー場にはゲートが設けてあります。バックカントリーを目指す方は、この指定ゲートを通らなくてはなりません。
これは義務であり、スキー場のコース途中からスキー場境界を越えることは禁止されています。
爺ヶ岳、鹿島槍、白馬さのさか、Hakuba 47、白馬岩岳の各スキー場にはゲートは設置されていませんので、バックカントリーに出ることはできません。

バックカントリー 指定ゲート

気づきにくい多様な危険があり、
管理されていません

スキー場の外には雪崩、マーキングされていない隠れた岩や障害物、雪面のクラックや沢状地形にある穴など、多様な危険が存在します。たとえスキー場の境界の先 1m の場所であっても、そこは「管理されていない斜面」であり、スキーパトロールも巡回していません。バックカントリーエリアでの事故に関して、Hakuba Valley の各スキー場には管理責任が一切ありません。

スキー場と接する閉鎖区域が
一部あります

事故発生時の重大性から、スキー場と接する斜面を閉鎖区域としているところがあります。この閉鎖区域の設定は、地域行政や関係組織により定められています。

事前の準備と装備が必要です

バックカントリーでは雪崩装備(雪崩ビーコン・プローブ・ショベル)だけでなく、雪山で活動するための各種装備が必要です。また、それらの事前訓練も大切です。長野県には一般の方を対象にした「山岳総合センター」がありますので、ご活用ください。山に入る前には必ず計画を立て、ツアー計画書を所定の提出先に出してください。この計画書はインターネットでの提出も可能です。ツアー計画書は、現地のチケット売り場などで必要となる場合もありますので、プリントアウトした紙あるいはアプリでの控えをご持参ください。

山岳情報・雪崩情報を確認してください

長野県山岳遭難防止対策協会が「信州の山岳情報」、長野県警が「山岳情報」を提供しています。
また、日本雪崩ネットワークから「雪崩情報」が、毎朝、発表されています。どのような種類の雪崩の危険が、どのようなところにあるのかを知り、ツアー計画に役立てください。経験が浅いグループは雪崩危険度が「3 警戒」の場合、スキー場内に留まることを推奨しています。

経験者を含んだグループで
行動してください

単独行動は避け、十分な経験を持つ人を含んだグループで行動してください。また、グループ人数が大きくなると、全体の統率は難しくなり、リスク管理にも支障が出ます。ツアールートの地形的な危険性を考慮しつつ、グループ構成をしてください。

経験が浅い方は
ガイドの利用を推奨します

Hakuba Valley には 100 年の歴史を持つ「ガイド組織」があります。滑る楽しさを、安全に追求したい方は、バックカントリーに存在する多様なリスク管理をプロフェッショナルに任せるのは良い方法です。また、Hakuba Valley には多数のガイド事務所がありますが、そのガイドが国際山岳ガイド連盟に加盟した各国ガイド組織の認証資格を所持しているか、ご確認ください。
日本においては「日本山岳ガイド協会」が加盟しています。

捜索救助は時間が掛かり、有料となる場合があります

公的機関のヘリコプターは天候や風の状況、他の救助活動中などの理由により、出動できないことがあります。
この場合、地上からの救助活動となるため、時間が掛かります。
また、遭難場所や救助状況に応じて民間救助隊が出動した場合、捜索救助に掛かる経費は遭難者に請求されます。
山岳保険の加入を推奨します。

緊急時は警察(110 番)または消防(119 番)へ、速やかに通報を

仲間による自助、あるいは近傍にいるグループによる共助などで対応できないと判断した場合、速やかに警察または消防へ救助要請をしてください。緊急通報の際は、スマートフォンなどのGPS 機能を使い、避難場所をできるだけ正確に説明してください。

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